Logicool MX Vertical を買いました

LogicoolMX Vertical を中古で買いました。 1週間使ってみた感想を M585 と比較しながら、書き残します。

購入

実店舗の中古売場で見かけて、約7700円くらいで購入しました。

常用している店でかつ10%ポイント還元なので、9割かけた 6930 円 のつもりで買いました。

新品だと、2022年1月現在 8910円から、Amazon でも9209円から、売ってます。

9200円で新品買っても良かったかもしれないですが、新品9200円では、過去の私は買う気にならなかったようですね〜

感想

ポインタの精度

全く心配してませんでしたが、ポインタの動きの精度は全く問題がありません。

M585 では何らかの条件で私用PCで使用時に動きがカクつくことがありましたが、今のところ MX Vertical では起きていません。

疲労感は軽減

このマウスを使ったことで、これまでのマウスは人差し指と手首に、負担をかけていたことに気づかされました。

いつもだと週末の夕刻に疲労感や違和感を感じる、人差し指周辺の筋肉や関節が、MX Vertical を使った今週は楽だった気がしました。

また、手首や肘の違和感も軽減された気がします。(気のせいなのかもしれないと思ったが、こういうページで手のひらから手首にかけていた圧力が低減されるらしいのであながち間違いではないかもしれない 作業空間のエルゴノミックに関する質問と回答 | ロジクールErgoラボ

業務用 PC では、LogicoolM585 を使い、 私用の MacBook Air では内蔵トラックパッドを使ってきました。 それらはマウスでもトラックパッドでも、右手人差し指・手首・肘に、負荷がかかっていたようです。

マウスには関係ないですが、左手の肘は今週も違和感ありです。キーボードは悪ということでよろしいか?

別の疲労感?

とはいえ、このマウスでの操作にまだ慣れていないために、いつもと別の筋肉が疲れます。

右手を机に置いた時の自然な位置から、少し力を入れて人差し指や手を持ち上げることで、人差し指を左クリックのボタンに沿えているようです。
そのため、人差し指のいつもと違う筋肉や、手首をひねる筋肉に多少の疲労感がありました。
これは慣れが解決すると期待しています。

この人差し指や手を持ち上げるというのは、マウスが大きいからかと感じます。

自然に手をマウスに添えると、人差し指はマウスホイールにちょうど合います。 Logicool の MX Vertical 商品ページ のトップの写真と同じです。 設計思想として、人差し指がマウスホイールに合うように作られているのでしょうか。 本当はちょうど良いのかもしれません。

しかしPC操作中の私の脳は、人差し指を左クリックボタンに置こうとしてしまうのです。 私の持ち方、人差し指を左クリックボタンに沿える持ち方、からすると、 左クリックのボタンやスクロールホイールが、少し机から高いように感じます。1-2 mm で全然違ったでしょう。 私の手は、日本人男性の中ではそんなに小さい方では無いと思ってはいるのですが、設計上もう少し大柄な男性の手が想定されているのかもしれません。

とはいえ、右手人差し指の疲労感は軽減されました。 別の疲労感は、時間経過による慣れが解決すると思って期待しています。

連携機器数が3

マルチデバイス機能の連携機器数が、 MX Vertical では3つです。 マウスの裏に切り替えボタンがあります。

M585 では連携先は2つなのですが、 私が常用する機器は3つあります。 使用頻度が低い2つは USB レシーバを挿し替えて使ってきました。 マウス裏面ではありますがボタンを押すだけになり、かなり使い勝手が向上しました。

メモとして、連携機器数は M575 / M650 は 1つ、 現用しているM585 / M590 / MX Ergo は2つ、 M720r / MX Anywhere 3 / MX MASTER 3 は3つのようです。

スクロールが快適

M585 と比較すると、スクロールが快適です。

M585 では、勢いよくスクロールホイールを回しても、指で回した分しかホイールは回りません。(マウスとしては当たり前)

MX Vertical では、指で回した勢いで多少、慣性で回り続けます。PCで縦に長いページをスクロールしていると、この多少の回転の残りが、ページの読みやすさに繋がるようで、私にとっては快適です。 店頭で触れた他のマウス、例えば、 MX MASTER 3 (2022年1月時点で 13200円〜) 等はもっとビュンビュンスクロールできるし、SmartShift ボタンで少しのスクロールにもでき、とても快適でした。(じゃあ MX master 3 を買いなさいという話な気もする。)

ボタンについての多少の不満

Logicool のマウスで、Unifying USB Receiverを使うタイプの物は、Logi Options .app で、そのPC上でのポインタ速度・スクロール速度を変更できます。 ここでマウスごとのスクロール速度を変えられます。ビュンビュンに速くしたりもできます。 また、ボタンの機能も変えられます。

MX Vertical のデフォルトのボタン設定:

  • スクロールホイールのクリック:Middle Button
  • 親指のボタン 1: Forward (進む)
  • 親指のボタン 2: Back (戻る)
  • 親指のボタン 3: Change pointer speed (ポインター速度のスイッチ)

(参考)M585 のデフォルトのボタン設定:

  • スクロールホイールのクリック: Middle Button
  • 親指のボタン 1: Forward
  • 親指のボタン 2: Back
  • スクロールホイールの左: Scroll left
  • スクロールホイールの右: Scroll right

M585 には、主要3ボタンの他に、スクロールホイールを傾けると押せるボタンが左右で2つあり、デフォルトでは横スクロールができます。 M585 は概ねデフォルト設定で使っていて、横スクロールを快適に使ってきました。

MX Vertical には親指のボタン3があります。 「Change pointer speed」機能を私は使わないのですが、 余っているボタン1つでは、横スクロールには割り当てづらいです。 じゃあと言って、親指のボタン3にPanを割り当てたり、Middle Button クリック+マウス操作したり、ブラウザに拡張機能を入れたりすれば、縦横のスクロールもできますが、縦方向にも動いてしまいます。

Logi Options .app でのボタン機能カスタマイズに、Zoom using scroll wheel のような感じで、Horizontal scroll using scroll wheel 機能が選べるようになると幸せだったろうなと思います。 (中古で買ったのに生意気すぎますね...)

もう一つのボタン、または横スクロール用のホイールが付いたら私は嬉しかったです。 がしかし重くなるからこのマウスの思想と合わないのでしょう。

またショートカットキーを覚えて横スクロールできるようになっていったほうが本当は良いのでしょうね!覚えます。

最後にボタンについての不満をもう一つ述べると、私は、Change pointer speed よりも Change scroll speed を望みます。Logi Options にその機能は見つかりません。 (SmartScroll が使える M650 や MagSpeed+SmartShift が使えるMX Master 3 や MX ANYWHERE 3 を買いなさいというマーケティング的問題もあるのでしょうか。)

まとめと蛇足

M585と比較して、MX Vertical は、エルゴノミックデザインによって疲労感が軽減しました。 また、連携機器数が3あるおかげで、日々の使い勝手は向上しました。 スクロールの感触は M585 より好みです。

不満点としては、 まだ慣れてないこと・スクロールのより快適なモデルの存在・ボタン数の不足による横スクロール不可がありました。 しかしメリットのほうが効果的な気がするので、MX Vertical を使っていきたい気分です。

エルゴノミックデザインの威力を実感し、さらには、私がマウスに求めるポイントの優先順位を理解できましたので、次マウスを買うときには、より不満の少ないものが買えそうです。

私がマウスに求めるポイント:

  • 正確なポインタトラッキング
  • 連携機器数
  • スクロールの快適さ
  • 疲れにくいデザイン
  • ボタン:
    • 戻る
    • 進む
  • 横スクロール
    • 横スクロール用ホイールでも
    • 横スクロールに使えるボタンでも構わない