小指が痛かったので,Shift key の代替キーを設定した

Shift keyとしてはたらくように別のキーに Shift を割り当てた。それはKarabinar-Elementsというソフトウェアで実現可能だった。

導入背景

昨日くらいから左手の小指に違和感を抱え始めた。

スマホをいじる際に小指にスマホを乗せているなど色々心当たりもあるが、数年来してきているので、今更影響しないと想像して、
最近新しくかかり始めた小指へのストレスの一つとして、キーボード上での力の入り具合を気にし始めた。

何より、痛みが気になって作業に集中できない。

今私は、 Shift, Tab, Control key や A に左手の小指を使っている。
これまでの私の人生の中で最も左手の小指が活躍している数ヶ月だと思う。
私はEmacs使いではないけれどEmacs小指みたいな言葉があるくらいだからキーボードでも小指の腱鞘炎とかにはなりうるのでしょう。左手の小指の痛みを軽減できる方法を調べてとりあえず導入してみる。

何をしたかったか

ということで,
Shift キー以外はそのまま、
左の Shift キーに相当するキー入力を
小指で押さなくて済む場所にあるキーに対して割り当てる

方法を調べた。

解決策

検索によれば、Karabiner-Elements というアプリケーションで,キーの動作を変更できるらしい。
Karabiner-Elements


早速インストールして起動してみる。
まず今使っているキーボードのタイプを認識するためか,2-3 のキーを押すよう指示された。その通り押す。

すると設定画面が出てきた。

設定画面

色々ポチポチしてみる。

設定画面詳細1
いろんなキーの挙動を細かく変更できるらしい。


Complex Modifications タブ画面中にある、Add rule ボタンをクリックする。
3つの設定例が出てきた。

画面のスクリーンショット
Add Rule ボタンをクリックすると出てきた画面
その中に,

「Space key を押しながら他のキーを押すと,Shift key として動作する(Space key だけが押された時は Space を入力する)」

という設定があった。とりあえず導入。

他のキーにシフトキーの役割をさせることだけを考えればこれで良い気がする。

導入後

結果

小指の痛みを感じずにShiftキーを使用できるようになった。
Space key を離すまで空白文字が入力されない点に違和感がある。慣れれば気にならないだろう。
Space key を押すことで大文字を入力するという操作に慣れないためタイプスピードが落ちている。
これらに伴い,かな・英数・スペースなどの親指を用いる動作に混乱がある。

感想

キーボードの設定を変えることそのものもストレスになっている。数日使って、この設定を続けるか否かを考えようと思う。

数ヶ月経っての感想(2019年7月)

スペースキーにShiftキーが割り当てられていないPCで違和感を持つ程度に慣れた。スペース長押しでスペースたくさんが入力できないことは引き続きストレス。
割当を継続することにする。

業務用の Windows PCを扱うようになってからの感想 (2023年5月)

WindowsMacとのキーボード操作の差分が大きすぎたため、万人に薦められるものでないことを理解した。複数PCを扱うならば、標準的なキー配列に慣れておくのが楽なよう。Windows PC 数台を行き来しながらの業務のため、Macのスペースキー長押しへのシフトキー割当てには弊害があった。

その他試したこと

小指ではなく薬指に働いてもらうことも試したが、ストレスが溜まった。
Tab key を薬指で押すことは問題ない。F のキーから人差し指を離さず行き来出来る。がしかし、Shift は少し負担が大きかった。手首を回すか、薬指にかなり力を入れなければいけなかった。
右側の Shift key を使う癖を付けるのが一般的なのかもしれない